さつき会奨学金委員会News 2016年5月

7人の奨学生誕生。そしてご寄付いただいている
島村昭治郎様からの女性へのエールご紹介

お元気でお過ごしのことと存じます。
まだまだ見通しがつかない熊本の地震災害の状況に、
あらためて 地震国日本ということを感じます。

5月25日夜、駒場において、さつき会奨学金受給者
証書の授与式が開催されました。

受験生対象のさつき会奨学金を
受けることになった一年生 4名、そして
今年度からあらたにスタートした
在学生を対象にした さつき会奨学金島村昭治郎記念口を受ける
ことになった二年生 3名の合計 7名の奨学生対象にした
受給者証書の授与式です。

出席者は、この7人の新しい奨学生と、2人の先輩の奨学生という
文字通り希望と志に満ちた学生たち、
二年来、この奨学金に多額のご寄付をいただいて
いる島村昭治郎様、東大からは南風原副学長をはじめ
9名の組織としてバックアップして下さっている方々、さつき
奨学金委員の5名でした。

式の後、東大が準備下さった懇親会の席では、若々しい、そして
非常に頼もしい感じの奨学生たちを中心に話が弾み、特に
矍鑠となさった島村様が、学生たちと
大変楽しそうに歓談されているのが印象的でした。
歓談の中で、島村様が、「中長期的に日本の将来を考えると
これまでの男性が仕切る形ではもはや限界が見えている。
女性がいろいろな分野で発言権を持ち、仕切って行くことでこそ、
これからの社会に希望が持てる」という主旨のお話があり、
学生たちにとっては、人生の大先輩からのこのお話は、
彼女たちの人生の何よりのエールとなったことと
想像します。

この奨学金を支えて下さっているさつき会会員の皆様の
おかげで、今年はこのように奨学生7人という規模に
成長することができました。
あらためて、皆様のご支援に心から御礼申し上げます。