「地方出身の女子学生の生活を紹介します」

東京では45年ぶりの積雪(27cm)が2度もあり、今年の寒さはひとしおです。
入試の季節に入り、昨年末にさつき会奨学生候補に選ばれた高校生の皆さんもい
よいよラストスパートの時期と想像しています。
去年の4月以来のこれからの女子学生を応援下さるご寄附の総額も10か月で700万
円を越えました!おかげさまで、2012年のスタート以来、ご寄附の累積は
3,700万円を超えました。
男性からのご寄附も次第に増えており、お心をお寄せ下さる方々がひろがってい
ることを、大変ありがたく、奨学生たちと共に、未来につながる喜びをシェアさ
せていただきたいと存じます。

以下は 現在医学部在学中の女子学生が、さつき会奨学金のことを知って、実態
を理解していただく一助になればと寄せてくれた文です。
「大学一年時、私は大学から電車で1時間強の距離にある県人寮に住んでいた。
トイレ、お風呂、洗濯機など共用だが、2食ついて月々6万円もかからなかった。
私の両親としては、同郷の人の中で生活させられること、見ず知らずの土地でも
安心してくらせるであろうということに加え、何より費用の面から、私をこの寮
に入れたのだと思う。しかし、最寄駅まで車で10分かかるような田舎から上京
した小娘の私には、毎日通勤電車に1時間も缶詰になっていることが耐えられな
かった。2年生に進級する際、両親に懇願して本郷キャンパスの近くに引っ越し
させてもらった。しかし、土地が高いため、寮の一月分以上の金額の家賃を親に
支払わせることになってしまった。現在はアルバイトをして、自分の生活費を稼
ぎ、仕送りはもらわないようにしているが、本当に心苦しい限りである。両親は
高卒であり、給与がよいとは決して言えない。
妹も大学生になり、できる限り実家には経済的な負担はかけないようにと気をつ
けている。現在はとある団体から奨学金をお借りしているが、そうしても実家に
帰省するたびに、家族が慎ましい生活をしているのを見ると申し訳ない気持ちで
いっぱいになる。
地方から上京した学生の全てが私と同じ状況であるはずはないが、東京大学と言
えども、経済的に困窮している学生もいるということを、少しでもご理解いただ
けたらと思う。」

さつき会奨学金のような給付型(卒業後、返却する必要がない)奨学金は 奨学
金の中ではまだ少数派です。  友人の方々へのお声がけなども含め、ますます
のご協力を 何卒よろしくお願い申し上げます。

さつき会奨学金について